子ども野菜塾レポート2017

子ども野菜塾 第1回 「野菜がもっと好きになる!旬・味のちがいを知ろう」

日時:2017年7月24日(月)13時30分~15時30分
講師:南谷志保(NPO日本食育ランドスケープ協会・野菜ソムリエ)
場所:保健サービスセンター

子ども野菜塾では、野菜に関する知識を深め、毎日の食生活で野菜をおいしくたくさん食べてもらうとともに、学んだ知識を家庭や学校、地域のイベント等で発信してもらうことをねらいとしています。子どもたちには事前学習で、自分の興味のある夏野菜について特長や味、どのような料理方法があるか、などを調べてもらいました。

1)野菜についての講義

野菜ソムリエの南谷先生より、野菜についての講義がありました。
最初に「スイカは野菜?果物?」という質問があり、子どもたちは答えを一生懸命考えていました。
スイカはメロンやイチゴとともに「果実的野菜」と呼ばれると聞くと、子どもたちは聞き慣れない言葉に戸惑いながらもメモをとる姿も見られました。その後、「野菜は実・葉・根のどの部分を食べているか?」「子どもが苦手な野菜ランキング」「トマトの品種は世界には何種類?」「緑黄色野菜と淡色野菜について」「夏野菜の特徴について」などについてスライドを見ながら、講義が進められました。

2)夏野菜の試食

トマト、きゅうり、ズッキーニ、オクラを調理方法や品種・による食べ比べをしました。
子どもたちは、苦手な野菜も調理方法によって味の違いがあること、同じ野菜でも品種によって甘味や食感が異なることを感じたようです。また、苦手な野菜にもたくさんの栄養が含まれており、調理方法を工夫すれば食べることができるということを学びました。

3)先生から子どもたちへ野菜の質問

事前学習で野菜のことを学んだ子どもたちに、先生から質問がありました。
「トマトの旬はいつかな?」「きゅうりを使った料理はどんなものがある?」などの質問に子どもたちは積極的に答えていました。野菜の歴史や原産地など、野菜についていろいろな角度から調べてきた回答もあり、知識を深めることができました。

4)子どもたちの感想

子どもたちから「野菜の種類がこんなにあるのだと思いました」「野菜の品種によって味が違いおどろきました」「写真といっしょにお話しがあり、わかりやすかった」といった感想がありました。

子ども野菜塾 第2回 「おいしく食べよう夏野菜」

日時:2017年7月26日(水)13時30分~15時30分
講師:豊田伸恵(クッキング応援隊・管理栄養士)
場所:保健サービスセンター

2回目は、夏野菜を使った調理実習が行われました。2回目は緊張もほぐれ、子どもたちはグループごとに仲良く実習に取り組みました。

1)調理実習(トマトとズッキーニの夏カレー、きゅうりの塩昆布あえ、フローズンミニトマト)

カレーに使うオクラは、塩をこすりつけ、うぶ毛を取り除きます。
子どもたちは、目をしょぼしょぼさせながら玉ねぎを切ったり、丁寧に混ぜながら煮込んだりして、おいしいカレーを作りました。
また、きゅうりの塩昆布あえでは、袋に入れたきゅうりを麺棒で上手に叩き、食べやすい大きさにし、塩昆布とまんべんなく混ぜていました。
フローズンミニトマトの皮がむきにくく、一番苦労しました。

2)試食

自分達で作った料理は格別の味です。「おいしい!」という声がたくさん聞かれました。
カレーもペロリと食べ、何人かおかわりをする子もいました。
きゅうりの塩昆布あえは、昆布の旨味できゅうりの青臭さが感じにくくなるためか、子どもたちに好評でした。
フローズンミニトマトの甘酸っぱいシロップも気に入ったようです。

3)子どもたちの感想

「ズッキーニを切るのがむずかしかった」「きゅうりの塩昆布あえは、簡単でおいしかった」「凍ったトマトの皮むきは冷たかった」「みんなと料理ができて楽しかった」など楽しみながら実習することができたようです。

イベント「ハッピーベジタブルフェスタ2017」
日時:2017年8月30日(水)、31日(木)
場所:シビックセンター 区民ひろば

イベントでは、課題として作成したレッツクッキングレポートを展示する他、学んだことを活かして野菜販売を体験しました。