野菜生活のすすめ・キャベツ


「高感度ナンバー1キャベツ」


<分類>

アブラナ科アブラナ属

<旬・産地>

キャベツは1年中おいしく食べられる野菜のひとつです。
群馬県、千葉県、茨城県、愛知県などが主な産地です。

<選び方>

葉と葉のすき間がなく、葉がしっかりとかたく巻いていて、ずっしりとした重量感があるものを選びます。芯が500円玉より小さいもの、切り口が割れるなど劣化していないものがよいでしょう。

<保存方法>

全体をラップでくるんで、冷蔵庫で保存します。カットした断面が多くなるほど劣化が早いため、外側の葉から1枚ずつはがして使うとよいでしょう。
寒い時は紙にくるんで冷暗所に置くと比較的長期間の保存が可能です。

<栄養の特徴>

ビタミンC、葉酸、食物繊維を多く含みます。

<おいしい食べ方>

生でよし、ゆでてよし、炒めても煮込んでもおいしく食べることができる万能野菜です。サラダ、漬け物、煮込み、スープなど日常の料理に欠かせない存在です。
やわらかくてみずみずしい「春キャベツ」は、生で食べるとおいしさが際立ちます。サラダや和え物にする際、手でちぎると、調味料のなじみもよく、ふんわりとした食感を存分に味わうことができます。
煮くずれしにくい「冬キャベツ」は、煮込む料理にむきます。じっくり煮込んで甘味とうま味を引き出しましょう。
「夏・秋キャベツ」は、生でも煮込む料理でもおいしく味わうことができます。夏に出回る「高原キャベツ」は、さわやかな食感が魅力です。

<トピックス>

紫キャベツの色素はアントシアニンによるものです。料理に添えると食卓が華やぎます。
もともとヨーロッパの地中海や大西洋沿岸が原産で、日本に入ったのは江戸時代末期頃です。その後、日本の食卓に洋食の肉料理が増えるとともに、キャベツの生産量が増えていきました。

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