野菜生活のすすめ・たまねぎ


「主役を引き立てる名わき役」


<分類>

ユリ科ネギ属

<旬・産地>

春は九州産が、秋は北海道・兵庫県・愛知県・香川県・静岡県が主な産地です。

<選び方>

たまねぎは頭の部分から傷むので、この頭の部分がしっかりと固いもの、表面の皮に傷がなくしっかり乾いていてツヤがあるもの、芽が出ていないもの、根がのびていないものを選びましょう。

<保存方法>

湿気に弱いので、風通しのいい場所で保存するほうが良いでしょう。ネット等に入れて日陰で干しておくのがおすすめです。カットしたものはラップに包んで冷蔵庫で保存します。

<栄養の特徴>

ネギ類に共通する香り成分で涙の原因となる硫化アリルはビタミンB1の吸収を高め、疲労回復に役立つと言われています。

<おいしい食べ方>

繊維に沿って薄切りにするとシャキシャキとした食感になり、繊維を断ち切って薄切りにするとソフトな食感を楽しめます。
肉じゃが・シチュウ・スープなど、肉やじゃがいもとの相性は抜群です。香りと甘みを活かしたドレッシングやマリネ、炒め物、揚げ物など幅広く使うことができます。
あめ色にまで炒めたたまねぎを小分けして冷凍しておくと、ハンバーグやカレー、オニオンスープを作る時に重宝します。

<トピックス>

4~6月に出回る新たまねぎに独特の甘みやみずみずしい食味があるのは収穫後、乾燥させずにすぐに出荷するためです。
日本で多く栽培されている黄たまねぎは、収穫後、乾燥させてから出荷されているため貯蔵性に富み、一年中市場に流通しています。
玉ねぎを切ると涙が出るので苦手という人は、たまねぎを冷やしたり、良く切れる包丁で手早く切るようにするとよいでしょう。

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